日中はまだ暑さが残りますが、ちらほらトンボが舞う姿を見つけて「日本にもやっと秋がきた!」と嬉しく感じますね。
日本ミツバチ百花蜜ファン、そして良三おじいさんファンの皆さま、大変長らくお待たせいたしました。
南アルプスを望む谷合の山村、豊かな森と棚田が広がる山梨県北杜市に住む日本ミツバチの匠、宮崎良三さん。今年は気温が高かったこともあり、例年より少し早く良三おじいさんの1年に1回の採蜜の時期がやってまいりました!
日本ミツバチが1年間かけて季節ごとに咲いた周辺の花々から集めた蜂蜜をおすそわけしてもらうのです。
北杜市といえば、最近その雄大な自然と暮らしやすさで魅力度を増し、都会からの移住者が増えているそうですが、静かな環境は変わらず、少し安心しました。良三さんと都久子おばあちゃんも、いつもの優しい笑顔で迎えてくださいました。
良三さんは、農業に狩猟、山でのキノコ狩りに養蜂と、90歳近くにもなることを感じさせないエネルギッシュなおじいさんです。お手伝いに伺うたびに、「良三さんの方が力持ちだしお元気なのでは?」と驚いてしまいます。
重箱式と呼ばれる巣箱からドリルで取り出した日本ミツバチの巣蜜の塊を崩すと、ネットに入れて、ゆっくりとかめに垂らしてゆきます。遠心分離機を使って次々と搾ってゆく西洋ミツバチの採蜜方法とは全く異なります。もちろん、最初は花粉や巣くずがたくさん含まれます。この状態から、何度も濾して、瓶詰めし、やっと皆さまのところにお届けできる状態になります。
口に含んだとたん驚きの声を出してしまうほどの奥深い香り。爽やかな黒糖のような酸味。良三さんのはちみつは、本当に格別です。
作業の後は毎年恒例のお昼ごはん。おばあちゃんが炊いてくださった秋の風味豊かな松茸おこわ、お漬物や煮物などをお腹いっぱいごちそうになり、温かな気持ちになって帰路につきました。
非常に希少なはちみつのため、数量限定となりますが、ぜひ今年の秋の味覚を皆さまに味わっていただけましたら嬉しいです。
※ 日本ミツバチ百花蜜のさらなる稀少性、生産に伴う様々なコスト増をふまえ、生産者の方にとって適正な価格にするために、本商品は2023年新蜜より価格改定をさせていただきました。皆さまにはご理解・ご了承いただけますと幸いです。