関 養蜂場様(北海道網走市)
深い自然愛と研究者のまなざし
網走唯一の養蜂場は、個性派はちみつの宝庫
関高史(せき たかし)さんとのはじめての出会いは、2017年9月。北海道の雄大な自然に育まれた希少な国産はちみつを求めて、約1週間かけて旅をした初秋のことです。新千歳空港から稚内方面に進み、さらにオホーツク海沿岸を道東へと、車中泊を重ねながらの長旅。途中、道の駅を訪れ「これは!」という素晴らしいはちみつに出会うと、すぐに生産者さんにご連絡をして、養蜂場に伺いました。
旅の途中、網走市で運命の出会いがありました。関養蜂場をご家族で営む関さんは、ご夫婦ともに私たちと同世代。都会から自然の中への移住を経験し、新しいライフスタイルに踏みきられた、という点でも、実は少し似たもの同士かも…?と、親しみを覚えました。
大学時代は研究活動に勤しみ、北海道に移り住んでからは、養蜂の技術や知識を本格的に身につけるために、大きな養蜂場に弟子入りして学ばれたそうです。関さんの言葉からは、深い自然愛と養蜂に対する真摯な姿勢が感じられます。関養蜂場で採れるシナ(菩提樹)はちみつは、特に香り高く繊細で、口に含むたびに新たな驚きを感じさせてくれるのですが、それは関さんの向上心と探求心の賜物なのかもしれません。
シナ(菩提樹)はちみつの採蜜地は、関養蜂場のある網走市街からおよそ70km、1時間半ほど車を走らせた阿寒湖と屈斜路湖の間に位置する津別峠(つべつ峠)にあります。展望台まで上ると、晴れた日には眼下に屈斜路湖が広がり、360°パノラマの絶景が楽しめます。屈斜路湖を包み込むような幻想的な雲海が有名で、早朝には真っ白な雲間から赤く染まる朝日が顔を出すそうです。
養蜂業を始める前に知床半島のガイドをされていた関さんは、この地域の魅力を知り尽くしています。2019年の夏、私たち家族が再び関さんに会いに伺った日も、お忙しい養蜂作業の合間を縫って、周辺の魅力的なスポットを案内して下さいました。自然をこよなく愛し、そこに息づく植物や生物に心を寄せる優しい人となりは、彼のつくるはちみつの癒しの風味にも通じています。
語源はアイヌ語で「シナ」=「結ぶ、縛る、くくる」が由来で、アイヌ民族がロープを作る材料として使っていたそうです。
ヨーロッパでは「リンデン」と呼ばれ、そのはちみつは最高級でとても人気があります。
ハーブ系の香りが癒しとなり、お休み前にぬるめのお湯に溶かして飲むだけでもハーブティーのように美味しく、安眠効果が期待できるといわれています。
関さんとの最初の出会いから3回目の夏も、シナ(菩提樹)の木々は、たくさんの黄色く可愛らしい花を纏いました。
こうして改めて、関養蜂場の極上のシナ(菩提樹)はちみつをご紹介できる日を迎えられることは、私たちにとって大きな喜びです。
写真は、関家の2人の小学生の娘さんたち。
この夏は、採蜜のお手伝いデビューをされたそうです。養蜂は技術も体力も必要。普段はおひとりで大変なお仕事をされている関さんですが、今年は娘さんたちのおかげで、「いつもよりずっと楽な気がしました。」とおっしゃっていました。ご家族での共同作業、頼もしく微笑ましいですね。
2020年、今年の夏は残念ながら北海道の地を訪れることができませんでしたが、またお会いして、ゆっくりとはちみつ談義のできる日を、心から楽しみにしています。
ハニープラントとして、はちみつを選ぶポイントは、国産・非加熱・無添加ということだけではありません。私たちが何よりも重視しているのは、生産環境です。蜜源植物が豊かに育つ自然に恵まれた環境で、養蜂家さんたちが愛情をかけて丁寧に育てたミツバチたちが集める花々の蜜は、その土地の自然を凝縮させた素晴らしいはちみつになります。
関養蜂場で伺ったお話や雄大な自然の風景と香りを思い返すたび、私たちは原点に立ち戻り、自然やミツバチ、提携養蜂家様やお客様との出会いに感謝して、はちみつ作りを続けることができるのです。
関 養蜂場様のはちみつ
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