2018.08.13日々のこと
養蜂体験会@ハニープラント 開催レポート
先週のことですが、ハニープラントにて、初の「養蜂体験会」を実施いたしました!
それは、あまりにも楽しく、刺激的で、私たちの今後のビジネスのあり方を考える上でも、とても大切なできごととなりました。
8月8日は、降りしきる小雨を吹き飛ばすかのような、17の笑顔と元気な「おはようございます!よろしくお願いします!」の声から始まりました。
東京五反田のSavvy After Schoolに通う、小学1年生から6年生までのお子様たちが、軽井沢のキャンプ場での自然体験を終え、ハニープラントのオフィス兼養蜂場を訪れてくれたのです。
① ミツバチのお話をしよう!~はちみつが採れるまで~
さぁ、まずは実体験前のお勉強。日本に生息するミツバチの種類や特性について、養蜂家でもある代表との座談会です。
「蜂の世界では、オスは働かないで働きバチは皆メスなんだよ。人間の世界とは違うね~。」「いいなぁぁ!」(by男子^^)
「女王蜂は、実は卵は同じなんだけど、ローヤルゼリーを与えられ、他の蜂よりもずっと大きく大切に育てられるんだよ。」「へぇぇぇ!知らなかった!」
「はちみつは、春や秋、蜜を出すお花がたくさん咲く時期にだけ採れるから、ミツバチの子育てもその頃に盛んになるんだよ。」「お店には1年中並んでるのにね!」
興味津々の子どもたちから、質問の手がたくさん挙がりました。
「人が刺されると死に至ってしまうような蜂はいるんですか?」
「スズメバチの襲撃ってどういうことですか?」
一人ひとりの持っている知識の深さ、探求心を物語るまっすぐな目の輝き、並々ならぬ集中力に、私たちも感動してしまいましたよ。
② 女王蜂や働き蜂を観察してみよう!
いよいよ、巣箱から巣枠を取り出し、女王蜂、働き蜂や幼虫の様子を観察です。雨が少し強かったので、屋内から窓越しの見学となりました。
最初は
「キャー、なんだか気持ち悪い~。」
と少々怯えたような表情を見せていた子どもたち(こんなにたくさんのミツバチを見たのは、初めてですもの。無理はないですよね。)も、徐々に慣れてきたのか、次第に身を乗り出して観察していました。
女王蜂と働き蜂の体の大きさの違いに目を丸くして驚く子どもたち。今まさに羽化したばかりの成虫が出てくるのを発見すると、歓声があがりました。
「だんだん蜂さんたち、可愛く見えてきたー♪」
この体験をきっかけに、この中から、将来養蜂家さんや研究者となる人が出てくれたらよいなぁ・・・なんて、ちょっと期待してしまったほどです^^。(ちなみに、今回は、6年生の息子も、代表と同じ面布付きツナギを着て、お手伝いです。)
③ はちみつを搾ってみよう!
今度は、本物の遠心分離機を使って、巣枠に溜まっているはちみつを搾る体験です。そろそろお腹の空いてくる時間、皆、甘い蜜を食べる気満々!全員がとても積極的に参加してくれたことが、本当に嬉しかったです。
巣を専用の用具で崩し、遠心分離機に設置した後、列になって一人ひとりが思いきりハンドルを回します。遠心力の力でドラム缶の周りにはちみつが付き、甘~い香りが漂ってくると・・・
「甘い匂い!もう食べてみてもいい?」
と待ちきれない様子でしたが、皆ルールを守って、真剣に回してくれました。
一巡すると、機械の底には、搾りたてのはちみつが溜まっています。蛇口からトローリとはちみつが流れ出る様子にうっとりです。まさに、自然からの贈り物ですね。子どもたちの力の結晶です。
トローリはちみつ体験中の子どもたちの声を聴いてみてください。
↓動画はコチラをクリック↓
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「今って夏だよね?夏なのにこんなに溜まってるの!?」
すっかり、先ほど得た知識を自分のものにしてしまった子どもたち、素晴らしい!
④ マイボトルを作ってみよう!
最後に、はちみつがお店に並ぶ前の工程、‘商品化’体験です。ハニープラントでは、はちみつのろ過、瓶詰め、ラベリングなど、すべての工程を手作業で行っています。
今回、子どもたちには、商品づくりの工程で使っている本物のラベルや備品一式をお渡しし、自分たちの今の気持ちをマイラベルに描いてもらいました。自分だけのオリジナル マイボトルのできあがりです!ハニープラントの商品デザインの参考にさせていただきたいくらい、個性的で素敵な作品ばかりでした。
東京に持って帰ったマイボトルを開けて、ご家族やお友達、大切な方々と一緒に自然のお花の香りを楽しみながら、軽井沢で聴いたミツバチやはちみつのお話を少しでも伝えてくれていたらよいな。
⑤ ありがとう、またお会いしましょう!
最後に、全員で「ハニー」のかけ声とともに記念撮影。楽しく学んだたくさんの笑顔。素敵な時間をありがとうございました!
「養蜂体験会」は、私たちが1年半前にハニープラントを起ち上げたときから、小さな規模からでも必ず実現する、と決めていたプログラムです。私たちは、美味しくて質の高いはちみつをお届けする、ということだけでなく、日本の未来を担う子どもたちが「自然環境の変化」「生産者・生産環境が生み出すストーリー」「私たちの生活との関わり」に少しでも意識を向けてくれるよう、‛本物’を伝える活動をしてゆきたい、と考えています。何か同じことを体験しても、受け止め方、感じ方は人それぞれ。今後への活かし方も、人それぞれ。道に咲くお花やそこにとまるミツバチを見つけた時に、足を止めて私たちと話したことを1つでも思い出してくれたら、と願っています。
最後に、日頃からハニープラントの活動を応援してくださり、この度「養蜂体験会」の実施をリクエストしていただき、プログラムづくりの段階から、たくさんのサポートをしてくださったサヴィ・インターナショナル株式会社の守安社長はじめ、COLOR-Pの町山さん、野上さん、今回のプログラムにご参加いただいた皆さまに心よりお礼申し上げます。
これからも、内容をブラッシュアップしながら、新しい体験・感動をお届けできるよう、努めてまいりたい!と心に誓った1日でした。
★「こどもの学ぶを楽しくする」Savvy After Schoolについては、こちらの公式ホームページをご覧ください。
★「子どもも大人も本気であそび、あそびの中から共に成長していく共育(教育)」を推進するCOLOR-Pについては、こちらの公式ホームページをご覧ください。