久下學様(兵庫県丹波市)
丹波の里山で育まれた自然の恵み
日本ミツバチへの愛情と創意工夫に溢れた養蜂
久下學様はニホンミツバチ専業の養蜂家で、養蜂場は兵庫県の中央に位置し、三方山に囲まれた丹波の里山にあります。
春、山々は、桜や藤などの花々が咲き乱れ、それは美しい装いとなります。
近くには分水嶺があり、この地域に落ちた雨粒は、北側に落ちると由良川を通って日本海へ、南側に落ちると加古川を通って瀬戸内海へと流れていくそうです。
丹波市氷上町の加古川源流の堤には、5万本の桜が植えられ、今年の春も満開を迎えました。
写真は、久下様が撮られたものですが、絵に描いたような「日本の春」、本当に美しい光景ですね。
冬を越し、開花を待ち望んでいたミツバチたちが、蜜を求めてブンブンと賑やかに飛び回っていた様子が目に浮かびます。桜が終わると、リンゴ、藤…と開花は続きます。春から初夏にかけて里山の花々に通い、たっぷりと英気を養ったミツバチたちは、梅雨に入っても雨に負けずに元気に過ごしているとのことです。
電車を降りると、目の前に長閑で雄大な景色が広がっていました。新たな養蜂家様、そして今までに出会ったことのないハチミツとの出会いを前にして高ぶっていた気持ちも、澄んだ空気に包まれスッと癒されたことを覚えています。
地域の木工講座で腕を磨き、スムシを人間の手を介さずに排除する工夫やスズメバチ対策など、創意や工夫が施されており、感服いたしました。
工具や道具類はどれもきちんと整理整頓され、久下様の几帳面なお人柄が感じ取れました。
春夏秋と、入れ替わり美しい花の咲く丹波の地をこよなく愛する久下様は、季節の移ろいの様子をいつも細やかに共有してくださいます。そのお知らせを心待ちに、私たちも久下様や丹波の風景との「心の距離」が近くなっていることを実感し、嬉しく思っています。
私がご訪問したのは紅葉の美しい秋口でした。
その日は暖かく、久下様のニホンミツバチ達は、紫色の花が美しいご自宅のセージの花を盛んに訪れていました。
在来種の日本ミツバチは、西洋ミツバチと異なり、巣箱に定着させることがとても難しいと言われています。ミツバチの数の減少も深刻な問題ですが、同時に日本ミツバチを扱う養蜂家も大変少なくなっているのが現状です。
そのような状況の中、久下様より明るいお知らせをいただきました。今年、久下様は2群も増やすことができたそうです。
写真は、久下様の奥様が蒔いたベニバナツメクサや小手毬、シャクナゲに囲まれた巣箱です。自然を愛するご夫婦、二人三脚で歩まれるご様子が素敵です。
久下様の日本ミツバチ百花蜜。深い琥珀色の蜜は、1さじ口に含むと、濃密な花の香りと黒糖のような奥深い味わいに包まれます。わずかな酸味と熟成された香り。ハニープラントとしてご紹介させていただくはちみつの中でも個性派と言える逸品です。
久下學様のはちみつ
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兵庫県丹波市産 久下さんの日本ミツバチ百花蜜 Mサイズ(120g)
Mサイズ(120g) ¥2,376
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