齊藤養蜂園様(静岡県東伊豆町)
ミツバチが繋いだ信頼と絆
温かな海風と明るい笑い声に満ちた養蜂場
齊藤養蜂園のオーナー齊藤義博(さいとう よしひろ)さん(右)と、共に養蜂を行う露木菜央(つゆき なお)さん(左)。
齊藤養蜂園さんとのやりとりは、2022年の夏にいただいた一通のメールから始まりました。
「静岡県の伊豆にて養蜂をしております。」という一文を読んだその時、温暖な海風の中、元気に飛び回るミツバチたちの羽音と、爽やかなみかんの花の香りに包まれたように感じたことを覚えています。
同じ年の初秋、待ちに待った養蜂場訪問の日です。ご挨拶に出てこられた齊藤さんと露木さんの温かな笑顔に初対面の緊張はほぐれ、まるで故郷に帰ってきたかのような懐かしささえ覚えたことを思い出します。高齢化が深刻な課題となっている養蜂業界では、齊藤さんや露木さんのような若手の養蜂家はとても貴重な存在です。日々大変な作業をこなしておられるはずなのに、工夫やチャレンジについて楽しそうにお話する姿に感銘を受け、ご縁をいただけたことを嬉しく思いました。
みかん蜂蜜の採蜜地である東伊豆町稲取は、静岡県の伊豆半島東海岸の中央に位置します。伊豆大島をはじめとした伊豆七島を望み、豊かな自然に恵まれた町です。
日当たり良好な東伊豆町は、柑橘類を育てるのに適した土壌に恵まれ、特産品のニューサマーオレンジが人気だそうです。ニューサマーオレンジは香りが良く、果肉は程よい酸味があり、清々しい味わいが特徴です。最近では、新種の柑橘類を育てる研究熱心な農家も増えているとのこと、一年を通じて四季折々のみかんが楽しめるなんて、素敵ですね。
また、年によっては梅雨の時期と重なってしまうこともあるので、流通させるのに十分な量のはちみつを採蜜するのはとても大変です。そのため、みかん蜂蜜は、希少価値の高いはちみつと言われています。
天候に大きく左右される養蜂業に携わる人々は皆、環境の変化に対して敏感で、変化に対応するための技術や工夫を常に考えながら自然と向き合っているのです。
特に酸味のある食べ物とよく合うので、トマトや梅干しをはちみつ漬けにしたり、レモンやお酢の効いたドレッシングに少量入れると、ほど良い甘さがプラスされて、まろやかに仕上がります。
東伊豆町は丘陵に富んだ地形で有名ですが、齋藤さんの養蜂場も眺めのよい高台にあります。生い茂るみかんの木々を見渡すように丁寧に並べられている巣箱。
齊藤養蜂園の方々の養蜂に対する真摯な姿勢が表れている養蜂場は、笑い声に溢れ、明るい未来を感じる空間でした。再会の日が、今から待ち遠しいです。
今年の初夏も、東伊豆町ではみかんの花が満開になり、貴重なはちみつの採蜜が行われました。
希少な蜜のため限定量となりますが、この爽やかな旬の風味を、ぜひ皆さまに味わっていただけたら嬉しいです。
齊藤養蜂園様のはちみつ
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静岡県東伊豆産みかんはちみつ Mサイズ(120g)
Mサイズ(120g) ¥1,296