2023.06.13日々のこと
「軽井沢産マロニエはちみつ」「信州立科産リンゴはちみつ」 2023年新蜜販売開始のお知らせ
新緑が色濃く、花々が咲き誇る季節になってまいりました。一方梅雨入りで洗濯物が乾きにくい日もあり、毎日の装いに悩む季節ですね。いかがお過ごしですか。
2023年産「軽井沢産マロニエはちみつ」「信州立科産リンゴはちみつ」の新蜜販売を、本日6月13日より開始いたします。どちらも、5月~6月に満開になった花からミツバチたちが一生懸命集めてできたはちみつです。
初春より大変多くのお客様よりお問い合わせをいただき、お取り置きのご要望も多く、本当にありがとうございます。巣内で十分に完熟してから採蜜を行うため、大変長くお待たせしてしまい、恐縮です。
はちみつは、同じ養蜂場で同じ方法で採蜜しても、毎年、色・風味が異なります。ぜひ、今年だけの旬の花の風味をお楽しみくださいませ。
2023年の6月、軽井沢町の森の中にあるハニープラントの自社養蜂場で採れたマロニエ(トチ)はちみつの新蜜です。
軽井沢町では、6月の初旬ごろ、初夏の風物詩「トチ」の花が満開になります。トチと言えば、栗の実を艶やかにしたような実をご覧になったことのある方は多いかもしれません。トチの実は、縄文時代から貴重な食糧だったそうで、香ばしい「トチ餅」は、とても有名ですね。トチノキは、フランスでは「マロニエ」と呼ばれ、パリ・シャンゼリゼ通りの街路樹を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その花はというと、自然が生み出す不思議な造形美が特長です。白、黄、ピンク色をした小さな花があつまり、ソフトクリームのようなひとつの大きなかたまりとなって枝にたくさんついています。小さな花のひとつひとつは、くるんとカールした雄しべがたくさんついていて、どこか南国的な雰囲気も漂います。
黄金色でほんのりした酸味とコクがあるまろやかな甘さのトチはちみつは、よい香りが特徴のはちみつです。果糖を多く含むため結晶化しにくく、ビタミンやミネラルが豊富なはちみつです。
フルーツ漬けやナッツと一緒に召し上がってみてくださいね。
その美しいシルエットから、別名諏訪富士とも呼ばれる蓼科山を望む立科町。自然豊かなこの町は、信州リンゴの名産地です。
中でも、「サンふじ」という品種の発祥の地となった五輪久保は、見渡す限りのリンゴ畑です。全国に先駆けて、リンゴの無袋栽培に取り組んだとのことで、太陽の光をいっぱいに浴びた甘酸っぱく瑞々しいリンゴが育ちます。
毎年5月になると、白い可愛らしいリンゴの花が咲き、ミツバチたちは待っていましたとばかりに花に通います。
「信州佐久産リンゴはちみつ」は、その五輪久保にある養蜂場で採れた、フルーティな風味のはちみつです。
ハニープラント創業当初からお世話になっている養蜂家の飯島さん。
80代とは思えないお元気さです。重い巣箱もヒョイと持ち上げるほどです。今年もまた、新しい養蜂の形にチャレンジしたそうで、その探求心に感服いたします。
そして、本当に温かくお優しい!私たちがお伺いする時にはいつも、朝採りの筍をたくさん用意して出迎えてくださるのですよ。
今年のリンゴはちみつは、最初に鼻に抜けるフルーティーな香りと、透明感のあるすっきりした甘さが特長です。リンゴパイやバターをたっぷりつかったクロワッサンやフレンチトーストにもおすすめです。また、酸味の利いたライ麦パンや塩コショウしてグリルした豚肉にもよく合います。
はちみつは、自然からの贈り物。色や香りは、同じ養蜂場、同じ手法で採れても、毎年異なります。年々温暖化で、各地の養蜂家さんはお花の咲く時期とミツバチが増える時期とのバランスによって収量が大きく変化します。